産業・製造

Pudu Robotics、自動フォークリフトMP2000でパレット運搬を高速化

パレット運搬の自動化に新展開。Pudu Robotics(普渡科技)が高速ピッキング機能を備えた自動フォークリフト「MP2000」を発表した。最速20秒のパレット取得サイクルを実現し、混雑した製造・物流拠点での重量物運搬を自動化する狙いだ。同社の自動搬送ロボット(AMR)ポートフォリオを拡張する製品として位置づけられている。

3Dセンサーで複雑な環境に対応

MP2000の核となるのは3D LiDAR(光検出・測距)と深度カメラの組み合わせだ。これらのセンサーにより、パレットの位置を特定し、接近経路をリアルタイムで調整する能力を持つ。障害物回避や施設内の安全な移動を実現しつつ、パレットサイズや配置の妥当性を検証し、積載寸法に応じて狭所通路での走行を最適化するとみられる。パレット業界では標準化が進んでおらず、3連ランナーパレットや周辺ベースパレット、非標準的な運搬器にも対応する仕様となっている。

既存ロボットとの連携で柔軟な物流体系を実現

Pudu Roboticsは既にT300など柔軟な搬送・物流運搬を担当するT Seriesを展開していた。MP2000はこの機能をパレット化された重量物・階層間運搬へ拡張する製品だ。複数台を導入した場合、分散型フリート知能により各ロボットの局所的な判断とフリート全体の調整を組み合わせられる。ネットワーク不具合時も複数ロボット間のタスク調整に対応する仕様であり、システムの冗長性が確保されている。手動操作者による上書き機能も備えており、必要に応じて有人フォークリフトとしても機能する。

製造現場と周辺機器の統合

MP2000は建物内ドアやエレベーターといった周辺設備と通信し、制御区域への進入を実現する。荷積み場・倉庫・ラインサイドストレージ・生産工房といった多様な施設環境に対応可能で、製造・物流の中核業務をカバーする設計となっている。業界標準に縛られない柔軟なパレット対応と自動調整機能は、個別ニーズの強い日本の製造業での応用可能性も高いとみられる。

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