産業・製造

デルタ電子、組み込みAIデュアルアームロボで自動化工場を実証

Delta Electronicsが台湾で開催された「Automation Taipei 2026」に参加し、組み込みAI(Embodied AI)デュアルアーム ロボットプラットフォームと、AI拡張型生産ライン デジタルツイン(Digital Twin)を展示しました。同社の55周年を記念する展示では、ロボティクスとAIを融合させたスマート製造ソリューションが主軸となっています。

AI統合ロボットプラットフォームの革新性

デビューとなるデュアルアームロボットプラットフォームは、AIモデルとロボット制御を単一プラットフォーム上に統合するもので、AI ロボティクスの急速な導入を実現する設計となっています。デモンストレーションでは、音声コマンドを通じた指示で選択されたスタイルで肖像画を描画する能力を展示。タスク学習から実行まで、自律性を示す能力から着換え効率が向上するとされています。今後はAIサーバー組立ラインといった複雑で高精度の応用へ展開する可能性があるとみられます。

ロボティクス制御プラットフォームはNVIDIA Jetson AGX Orinモジュールを搭載し、最大275TOPSのAI性能を供給。NVIDIA Isaac ROS NvbloxとcuMotionを活用して、リアルタイム3D環境モデリングと動的障害物回避を実現しており、ロボットが自律的に推論、学習、タスク実行を遂行できる仕組みになっています。

デジタルツインとAI検査による製造革新

スマート製造ソリューション領域では、AI技術により生産ライン デジタルツインの精度と効率が強化されています。製品組立、生産ライン設計、装置検証から不良検査まで、シミュレーション精度が向上することで、ラインデプロイのチューニングコストが削減され、地域間での複製が迅速化されるとされています。

特筆すべきは、NVIDIA Cosmosという基盤モデルを活用したNVIDIA Defect Image Generation技術の導入です。新製品向け不良検査モデルの開発期間が従来の3カ月から2週間へ短縮される見込みとなっており、製造現場の課題である開発リードタイムの圧縮が実現する可能性があります。Delta Industrial Automation Business GroupのジェネラルマネージャーはAIとロボティクス、デジタルツインが自動化から自律化への移行に不可欠とし、機械、ロボティクス、電子機器、半導体の4主要産業をターゲットにしていることを述べています。

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