中東向け自動塗装ロボットが建設現場の効率化を牽引、サウジアラビアのビジョン2030支援
Legend Robotが開発した自律型塗装ロボットが、中東の過酷な建設環境に適応した新型モデルを発表しました。3.3メートルの「Putty & Latex Spraying Robot」は、高温環境での安定稼働と地域の主要塗料との互換性を兼ね備え、サウジアラビアのビジョン2030プロジェクトを加速させるとされています。Big 5 Construct Saudiの展示会(8月30日〜9月2日、4〜22時開催)で技術デモンストレーションが予定されています。
中東特化型ロボットの実績と性能
Legend Robotは既にドバイのDAMAC Hillsやダマック・ラグーンズ、リヤドのQiddiyaプロジェクトなど複数の大型開発現場での実績を持っています。これらの現場では垂直方向の内装塗装から中層住宅建築まで、全自動による内壁仕上げを実現してきました。性能面では試験段階で毎時226平方メートルの塗装効率を達成し、施工期間の短縮に貢献しています。
同ロボットの特徴は中東の極端な気象条件への対応にあります。先進的な熱管理機能と密閉型の機械構造により、真夏の高温環境でも精密な動作精度を維持する設計となっています。地域の建設基準に対応した部品選定も行われており、過酷な現場条件での長期稼働を実現しています。
地域調達との連携と持続可能性
Legend Robotは現地で一般的に使用されている塗料との適合性を事前検証しています。ラテックス塗料ではJotun Durosan Interior、Jotun Fenomastic、Jazeera Greenとの対応を確認し、パテ材ではCaparol Mid CoatとChemiPaint Acrylic Crack Fillerでの使用を承認しています。このアプローチにより、現地の調達チェーンとの円滑な統合が可能になり、プロジェクト運営の効率性が向上します。
さらに同社のAI技術による自動経路最適化により、塗料の廃棄物を15パーセント削減し、資源効率と環境配慮の両立を図っています。建設業界で急速に高まる持続可能性への要求に対応しながら、Qiddiyaやネオムといった大規模開発の生産性向上を支援する形となっています。
