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IAC、ラグナ・セカでの自動運転レース大会完走を初実現

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自動運転レーシングで新たなマイルストーン。インディ・オートノーマス・チャレンジ(IAC)は9月3日、ラグナ・セカ・レースウェイで開催された大学対抗の自動運転レース大会で、ロードコース上で初めて複数の自動運転車両による追い抜きを実現させた。北米、欧州、アジアから9大学が参加し、モデナ・レッジョ・エミリア大学のUnimore Racingが優勝を飾った。

AIドライバーが自在に判断する走行戦略

今年の競技は1対1のヒート形式で実施され、追い抜きを狙う車両が2ラップで前走車を抜く必要があった。その後に役割を交代し、エンジンの出力制限を段階的に引き上げる仕組みだ。重要なのは、ラース開始後のすべての走行判断をAI(人工知能)ドライバーが自動的に行うという点。人間のクルーはコース外から車両データを監視し、次のラップ開始前にパラメータを調整するか、緊急時に停止ボタンを押すのみである。大会まで数カ月前には、D-Spaceのシミュレーション環境でラグナ・セカの精密なデジタルツインを用いた予選が実施された。これはIAC史上初めて、物理的なトラックでの競技前に仮想環境での適格審査を義務付けたものとなる。

学生主導の研究から生まれるイノベーション

各チームは博士課程および修士課程の学生で構成され、自動運転もしくは車両関連の研究に従事している。全チームは同じDallara設計のベース車両、ホンダエンジン、Luminarのセンサ、NVIDIA社のGPUを装備しており、競技の本質はAIドライバーソフトウェアの性能評価にある。シミュレーション環境内では各チームが走行挙動、レース戦略、追い抜きパフォーマンスを検証し、実際のトラックでの衝突を防ぐ工夫が施されている。2021年インディアナポリス・モーター・スピードウェイで始まったIACは、当初は楕円形トラックのみを舞台としていたが、2022年以降6回の追い抜き競技を開催。今年初めてロードコースでの実施に踏み切った。これまで複数のチームメンバーが研究を終えた後、Aidoptation、driveblocks、Autonoma AIといった自動車関連の新興企業を立ち上げており、大学発の自動運転技術が実用化へと進展していることが伺える。

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