産業・製造

ファナック×レガル・レックスノード、協働ロボット向けモーション制御を共同開発

ファナック(FANUC)とレガル・レックスノード(Regal Rexnord)傘下の複数のモーション制御ブランドが協力し、協働ロボット向けの新しいソリューションを開発した。産業用ロボットと周辺機器の統合が進む中、両社の技術を組み合わせた取り組みが製造業の現場最適化をもたらすとみられている。

統合ソリューションが実現する効率化

レガル・レックスノード傘下のモーション制御ブランド群は、精密駆動機器やギアボックス、モータなど広範な製品を手掛けている。ファナックの協働ロボットプラットフォームにこれらのコンポーネントを統合することで、従来は個別に調達・調整していた部品の最適化が可能になる。結果として、システム全体の応答性能が向上し、小型・軽量化を実現できるとされている。協働ロボットの動作精度とエネルギー効率の両立が、このソリューションの特徴として位置づけられている。

製造現場での応用範囲の拡大

協働ロボットの導入が進む背景には、人手不足への対応と生産柔軟性の向上がある。両社の連携により、従来は大型産業用ロボットの領域だった精密作業が協働ロボットで実現される可能性が高まった。組み立て業務や部品ハンドリング、検査工程など、複数のシーンでの活用が想定される。レガル・レックスノード傘下のブランドが供給する高精度なドライブシステムにより、協働ロボットの応用可能性が拡張するとみられている。

グローバル市場での競争力強化

ファナックは日本を代表するロボット企業であり、アジア太平洋地域での市場シェアが大きい。レガル・レックスノードは北米を中心に産業用駆動機器で存在感を持つ企業である。両社の提携は、地域別の強みを組み合わせ、グローバル規模での競争力強化につながる戦略とみられている。協働ロボット市場は今後ドイツやフランスの企業も参入を加速させるとされており、日米連携の意義は大きい。

関連動画

シェアする