産業・製造

R-dog、階段も越える配送ロボで最後の100メートルを攻略

ラストマイル配送の課題を解決する四足歩行ロボット「R-dog」がカリフォルニア拠点のRobot.com社から発表されました。階段やカーブなどの最後の100メートルの障害物を乗り越えられる設計が特徴です。

足と車輪を兼ね備えた革新的な設計

R-dogは車輪と脚の両方を装備するハイブリッド型配送ロボットです。平坦な地面では足裏の車輪を活用して効率的に移動し、階段や段差に遭遇すると膝を曲げて脚を柔軟に動かし障害物を克服します。この仕組みにより、既存のタイヤ型ロボットが苦手とする最後の100メートルを自律的にセンサーを使い障害物を回避しながら走破できます。積載部は複数の荷物と食事注文の両方に対応できるサイズに設計されており、実務的な配送業務での運用を想定しています。

配送とデジタル広告の二重機能

R-dogの配送方式はユニークです。目的地に到着すると、貨物室の背面が開き、荷物がスライドして排出されます。まるでロボットが荷物を排便するような見た目になるため、このメカニズムがそのまま知られています。複数の荷物を同時に運搬する場合、どのパッケージが放出されるかの識別方法については現在のところ説明されていません。

Robot.com社は単なる配送機能にとどまらず、R-dogを広告プラットフォームとしても活用しています。ボディの両側に設置されたデジタルスクリーンに広告を表示できます。街を走行する犬型ロボットは従来の看板や広告車両とは異なり、注目度が高まるとされ、SNSでの共有も期待されています。R-ads という専用広告プラットフォームでは、遠隔から広告のアップロードと管理、インタラクション測定が可能です。

Robot.com社のロボット戦略

Robot.com社は2017年から複数のロボット開発を進めており、キャンパス向け小型配送の「R-kiwi」、倉庫・物流向けの「R-cargo」、料理や洗濯支援を目的とした人型ロボット「R-noid」を既に展開しています。これらはすべてREMIというフリート管理プラットフォームで統合運用されており、新しい機種の追加も容易な設計になっているとみられます。オンラインショッピングの急成長に伴う小口配送の増加に対し、ロボットが人間の監督下で反復的な作業と短距離配送の一部を担当するという実務的なアプローチが採られています。

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