産業・製造

KUKAが産業用ロボット初、セキュリティレベル2認証を取得

ロボティクス大手のKUKAが、産業用ロボットの制御システムとして初めてセキュリティレベル2認証を取得した。同社のiiQKA.OS2オペレーティングシステムとKR C5-2コントローラプラットフォームが、国際標準規格IEC 62443-4-2に準拠した認証を獲得したもので、スマートファクトリー化が進む製造現場においてサイバーセキュリティの重要性が急速に高まる中、業界の新たなベンチマークを示すことになった。

製造現場のセキュリティ課題に対応

現代の工場では接続機能を備えた技術の導入が加速しており、ロボット制御システムやオペレーティングシステムのセキュリティが生産資産を守る上で不可欠な役割を担っている。KUKAの認証取得は、製造業がネットワーク化された生産システムへの移行を進める中で、サイバー脅威から信頼性の高い運用を実現するための重要なマイルストーンとなる。IEC 62443-4-2規格は産業オートメーションと制御システムの技術的セキュリティ要件を定義する国際標準で、セキュリティレベル2認証は限定的なリソースと技術力を持つ攻撃者からの意図的な脅威に対する保護を検証するものである。

デジタル製造環境への対応

iiQKA.OS2オペレーティングシステムはKUKAの実績あるシステム信頼性と、現代のデジタル製造環境向けに設計された強化されたサイバーセキュリティ機能を組み合わせている。KR C5-2コントローラファミリーは高性能なロボット制御と先進的なセキュリティ・接続機能を統合し、工場ネットワークへのシームレスな統合を実現しながら、製造業が生産需要の変化に対応するために必要な信頼性、柔軟性、スケーラビリティを提供する。KUKAは自動車、航空宇宙、電機など複数の産業分野の製造業者がこのソリューションを通じて、生産性と性能の向上に加えて進化するサイバー脅威への対抗手段を得られると位置付けている。業界全体のセキュリティ水準向上につながる動きとして、競合他社の認証取得動向が注視される段階にある。

関連動画

シェアする