産業・製造

Universal Robots、Gen 7でAI協働ロボの革新

ユニバーサルロボッツが、産業用協働ロボット(コボット)プラットフォームの第7世代版「Gen 7」を発表した。米テラダイン傘下のこのデンマーク企業は、IMTS展示会で新プラットフォームを公開。AI駆動の高度なアプリケーションを産業現場に導入できる統一システムとして設計されており、オペレーターから統合業者まで、これまで以上に使いやすい環境を実現するとしている。

コントローラーと周辺部の大幅刷新

Gen 7の中核を担うのはPolyScope Xロボット制御システムである。コントローラー、教示用ペンダント、ツールフランジをすべて再設計し、複雑な作業設定をより容易にしたという。新型コントローラー「CB7」は従来比で40%の計算能力向上を実現しながら、筐体サイズは30%削減。スタンドアロン型と自動化キャビネットへの組み込み型の2バージョンで展開される。最大の特徴は、モダンなネットワークアーキテクチャへの対応だ。PLCやHMI、MESプラットフォーム、IPC、ビジョンシステムなど複数のデバイスと直接通信でき、外部スイッチが不要になる。従来、ロボットのインターネット接続は課題だったが、このマネージド・スイッチを用いたイーサネット機能により、IT部門が企業全体のネットワークトラフィックを制御・管理できるようになった。

AI実装に向けた新型ロボットアーム

ラインアップでは、積載重量と到達距離で命名された3つの新型アーム「UR10g-1750」「UR17g-1300」「UR18g-950」がe-SeriesおよびUR Seriesシリーズに追加された。これら従来モデルより大型のアームである。新型ツールフランジは、AIモデルのリアルタイム実行に必要な高度なビジョンセンシング機能に対応。カメラと高帯域幅センサーの接続が簡素化され、ケーブル配線の複雑さも解消される。物理AI(Physical AI)を産業現場に実装する際の重要な要素となる。テラダインは直近5四半期の連続成長を達成しており、特にAIがその成長をけん引しているとされる。ユニバーサルロボッツは、プログラミングの容易性と導入・展開の簡便さで顧客から選ばれ続けてきたが、Gen 7ではこれらの優位性をAI時代に拡張する狙いだ。

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