米国再工業化の象徴、IMTS 2026がシカゴで開幕——製造業の革新技術が集結
国際製造技術ショー(IMTS)2026がシカゴのマコーミックプレイスで開幕した。9月14日から19日の6日間にわたって開催される同展は、北米最大級の製造業技術展として、1,788社の出展企業(このうち400社が初出展)と117万平方フィートの展示スペースを集約。現地時間9月14日朝時点で80,697人の登録者があり、最終的には9万人を超える来場者を見込んでいる。来場者には学生約15,000人を含む全米50州および113カ国から参加する製造業関係者が集まっており、シカゴとイリノイ州に2億5,000万ドルの経済波及効果をもたらす見通しだ。
強まる米国製造業への投資機運
展示会の大盛況は、米国の製造業投資が加速している現状を象徴している。前日に発表された「米国製造技術受注報告書」によれば、2026年7月の金属加工機械の新規受注額は6億588万ドルに達し、年初から7月までの累計は40億3,000万ドルと前年同期比で37.1%増加した。この受注額の高さは1998年の統計開始以来、わずか2度目となる5ヶ月連続で5億ドルを超える水準である。米国製造業協会(AMT)のダグラス・K・ウッズ会長は開幕式で「国は最終的に何かを製造・採掘・生産することで価値を創出する」と指摘。供給チェーンの地域化再編と米国製造業への投資流入が同時進行する中、IMTS出展企業の技術がメーカーに生産性と柔軟性をもたらすとの認識を示した。
AIとロボティクスが統合製造ソリューションの中核に
展示会ではAI、自動化、ロボティクス、接続システム、ソフトウェア、積層造形、加工、計測、工具、ワークホルディング(工作物保持)といった技術が統合型の製造ソリューションとして展示されている。防衛、航空宇宙、自動車、建設機械、電力、石油ガス、AI基盤施設(データセンター)、半導体、医療など多様な業種から来場者が訪れ、小規模なジョブショップから大手防衛請負企業、AIハイパースケーラー企業、大型OEMに至るあらゆる規模の企業が参加している。AMT副会長のミシェル・エドモンソン氏は「IMTSはソリューション志向のイベントであり、イノベーター、製造者、不可能を可能にする人々のコミュニティ」と述べ、来場者が世界中から集結する理由として共通の目的意識を強調した。
