AI・ソフトウェア

LUCID Vision Labs、8K・NIR・3D RGB-Dカメラを独で初公開

産業用カメラの最新技術が集結、LUCID Vision Labsが独で新製品展示

産業用カメラの設計・製造を手がけるLUCID Vision Labsが、2026年10月6~8日にドイツのシュトゥットガルトで開催される「VISION 2026」に最新のGigE Vision(ギガビジョン)カメラと先進画像処理技術を出展する。同社はブース10E40で8K対応ラインスキャンカメラ、近赤外線(NIR)カメラ、低照度撮影対応機種、RGB-D(カラー・深度)カメラなど最新ラインアップを展示する予定だ。

高速・高解像度な検査・自動化用途に対応

新製品の目玉は、Triton10と銘打つ8K対応ラインスキャンカメラだ。このモデルは10GigE(ギガビット・イーサネット)の高速通信に対応し、GigE Vision 3.0規格のRDMA(リモート・ダイレクト・メモリ・アクセス)機能を備える。さらにPower over Ethernet(PoE)対応で、IP67の堅牢設計を実現している。同製品は自動光学検査、材料分級、印刷・表面検査、食品選別、ロジスティクス自動化など多岐にわたる産業応用を想定したコンパクト設計が特徴となっている。

NIR撮影対応の新機種Triton2 TRT034Sは、3.2メガピクセルの解像度を持つ2.5GigEカメラで、ソニーのIMX900グローバルシャッターCMOSセンサーを採用。近赤外域での高感度化により、バーコード読み取り、産業用自動化、ロボティクスなど様々な検査・認識用途に対応する設計だ。

RGB-D統合で複雑な3次元認識に対応

LUCID Vision Labsが展開するHelios2 Chroma(ヘリオス・クロマ)シリーズは、Time-of-Flight方式の3Dカメラとカラー撮影カメラを工場でプリキャリブレーション(事前調整)した上で一体化させたRGB-Dカメラ群だ。Helios2 Chroma、Helios2 Wide Chroma、Helios2+ Chroma、Helios2 Ray Chromの4モデルが用意され、ユーザーが別途組立てや調整を行うことなく、正確にアライメントされたカラーと深度データを取得できる。標準視野角から広角、高速撮影、高ダイナミックレンジ、屋外3D撮影まで、多様な構成選択肢を備え、IP67等級の堅牢性によりロボティクス、ロジスティクス、マテリアルハンドリング、自動検査、空間認識など産業現場での活用が想定されている。

ソニーのSTARVIS(スターヴィス)およびSTARVIS 2センサーを搭載する既存製品も複数展示予定で、GigE、2.5GigE、10GigEの複数インターフェースから選択可能。高解像度、高感度、低照度・近赤外域での強力な性能が、検査・監視用途で求められる厳しい環境対応を実現している。

関連動画

シェアする