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ユニトリー、IPO460%高で人型ロボ産業に激震

ユニトリー・ロボティクスが中国上海の科創板(スター・マーケット)に上場し、初日の終値が公開価格比460%上昇した。今回の新規公開株式公開(IPO)により約9億500万ドル(約61億元)を調達した同社は、脚型ロボット業界を代表する企業として初の上場を果たしたとされている。

低価格ヒューマノイドの急速な市場拡大

ユニトリーは2016年の設立以来、低価格の四足歩行ロボットとヒューマノイドで注目を集めてきた。杭州に本拠を置く同社が最も知名度を得ているのは、その二足歩行ロボット「G1」である。ダンスや武術、バックフリップなどを行うビデオが世界的に拡散し、研究機関での導入が広がった。今回の上場に際して同社は、わずか3ヶ月で開発した最新モデル「スーパーマン」を発表した。このロボットは2メートル以上の立ち幅跳びと時速約28マイル(秒速12.6メートル)の走行能力を備えている。

販売実績の伸びは驚異的だ。2023年の5台から2025年には5215台へと増加し、世界的なヒューマノイド販売の最大手となった。利益も急伸しており、2023年の160万ドルの赤字から2024年の1400万ドル、2025年の4100万ドルへと推移している。

実用化への道のりと課題

しかし販売統計には注視が必要である。販売台数の約70%が大学や研究機関向けで、実際の産業応用はまだ限定的だ。ゴースト・ロボティクスのガビン・ケネリーCEOは、体積は良いIPOストーリーになるが、ユニトリーの売上の10%未満が商用導入であり、大多数がラボや受付スペースに置かれていると指摘した。同氏は、ユニトリーが最悪の現実環境でも信頼できる安全なロボットを構築できるかの実証が必要だと述べている。

米国での事業展開も困難な状況が生じている。7月に米連邦通信委員会(FCC)が外国製の特定ロボットの輸入を制限した。この規制はモバイルロボットを含め、新規デバイスに適用されるため、ユニトリーの将来モデルの米国販売に支障をきたす可能性がある。

グローバルなヒューマノイド業界への波紋

ユニトリーはヒューマノイド企業としては上場企業ではあるが、初ではない。2023年には同じく中国の深圳に本拠を置くUBTECHが香港証券取引所に上場した。しかしUBTECHはユニトリーと同じ勢いは得ていない。昨年UBTECHは約1億400万ドルの損失を計上し、人型ロボット販売も1079台にとどまった。同社は芝刈り機や清掃ロボットなど多様な製品を扱っており、収益の約4分の1がこうした非ロボット製品からもたらされている。

米国でも、純粋なヒューマノイド開発企業の上場に向けた動きがある。Digitロボットを開発するアジリティは特別買収目的会社(SPAC)経由での上場を計画しており、上場前企業評価は25億ドルとされている。ユニトリーの上場は、このSPAC取引に関わるチャーチル11世の株価にも上昇をもたらした。ロボティクス業界においては、SPACが上場の一般的な戦略として定着しつつある。

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