ロボット向けケーブルの常識を塗り替える新製品が登場した。独igusu社は、動的ロボット応用に特化した新型DeviceNetケーブルを発表。従来製品の限界を大きく上回る耐久性と、スペース効率を両立させた設計が業界の関心を集めている。
革新的な耐捻り性能と小型化
新型DeviceNetケーブルは、±360°/mの捻り動作に対応し、1000万回の捻り試験サイクルに耐えるよう設計されている。これはロボットが連続的に回転・屈曲する過酷な環境での使用を想定したもの。ケーブルの外径は従来のCFROBOT8モデルと比べて最大21%小型化されており、スペースに制約のあるロボット設計に対応できる点が大きな利点。錫メッキ銅編組シールドにより、厳しい動作条件下でも信号の完全性を保証し、油およびUV耐性によって室内外を問わず信頼性のある動作を実現する。
多様な産業応用と検証体制
igusuは本ケーブルを6軸ロボット、ハンドリングシステム、工作機械、リードスクリューなど幅広い用途に適用可能とする。CFROBOT8.PLUSファミリーはDeviceNet以外にもPROFINET、PROFIBUS、CAN bus、CAT7までのEthernetに対応する複数の通信規格をカバーしており、様々な産業制御システムへの統合が容易だ。igusuは5500平方メートルの試験施設で実際のロボット運動を模擬し、1500万サイクルを超える信頼性検証を実施。この独自の検証プロセスが製品の信頼性を支える基盤となっている。
次世代ロボット設計への布石
ロボット産業が複雑化・高性能化する中で、ケーブルは単なる配線部材から、システム全体の信頼性を左右するコンポーネントへと進化している。小型化と耐久性を両立するigusuの技術は、設計の自由度を高めるとともに、ロボットの稼働率向上に直結する。Germany本拠のigusuは全31カ国に拠点を持ち、4600名超の従業員を擁する運動プラスチック分野のリーダーである。日本市場においても、ロボット導入が急速に進む製造業・物流業からの需要が高まるとみられる。
