産業・製造

エプソン、6軸協働ロボAX6でノーコード操作を実現

エプソンが協働ロボット「AX6」を発表した。6軸ロボットラインの新製品で、コンパクト設計とノーコードプログラミングを特徴としており、既存の安全柵なしで人間と共存する作業環境での運用が可能だとされている。

軽量設計で実現する人間との協働作業

AX6は力・パワー制限機能を備えた協働ロボット(コボット)で、適切なリスク評価の下での使用を前提として、従来の安全バリアなしで人間と並んで動作できるよう設計されている。本体はカーボンファイバーを用いた軽量コンパクト構造で、スペースに制約のある作業環境での導入を想定したものだ。リーチは900ミリ、最大ペイロードは6キログラムで、コンパクトな机上スペースや限定的な作業エリアでも柔軟に配置できる。

エプソン・インフォテック(本社スイス日本・諏訪市)は40年にわたるロボティクス事業の実績を持ち、世界でSCARA(スキャラ)ロボットの市場リーダーを自負している。航空宇宙、自動車、医療機器、医薬品、食品加工、電子機器、バイオテクノロジーなど多くの産業向けに250,000台以上のロボットを納入してきた。

プログラミング不要で誰でも操作可能

AX6の大きな特徴は、プログラミング知識がなくても使用できるノーコードソフトウェアと、全スキルレベルのオペレーター向けに設計されたユーザーインターフェイスである。AXポータルソフトウェアと組み合わせることで、多様な自動化ニーズに対応可能な開発ツール群を備える。ソフトウェアはイーサネット対応のRC-A1010コントローラー上で動作し、ウェブブラウザでアクセス可能なため、標準的な産業用タブレットを教示ペンダントとして利用できるという利点がある。

さらにAX6はISO 5クリーンルーム基準に適合しており、バイオサイエンス関連の用途でセンサーを移動させて試料採集を行うような監視アプリケーションに対応する。エプソンロボティクスのプロダクトマネージャーによれば、軽量設計は自律走行ロボット(AMR)との統合を念頭に置いて開発されたとのことで、多くの産業用ロボットが組立やパッケージングなどのボトルネック工程を担当する一方で、コボットはラインの終端で人間との相互作用が必要な工程での活用が想定されている。

AX6は現在、エプソンロボティクスのディストリビューターパートナーを通じてAXシリーズの一部として販売中である。

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