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テスラ・ボストン・ダイナミクスが深圳工場争奪、米中ロボティクス覇権戦争

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米中対立が浮き彫りにするロボティクス産業の構造的課題

2026年8月、米国のロボティクス産業の思わぬ一面が明るみに出た。米国のスタートアップ企業や投資家が深圳の電子部品市場に殺到し、サーボモータやセンサー、コントローラ、ジンバルなどを調達している実態が報道されたのだ。さらに注目すべきは、Unitreeやzhiyuanなど中国メーカーのロボット製品そのものを購入し、パーツに分解してスーツケースで米国に持ち帰るという現象まで生じている。同時期、米国エネルギー省傘下の研究機関は、中国製LiDAR(ライダー)センサが米国内で広く採用された場合のセキュリティリスクについて調査を開始。電動車や自動運転車メーカーの出資により研究が進められている。これらの報道は、米国のロボティクス産業が中国製ハードウェアへの依存を続けながらも、安全保障上の懸念が高まるという根本的なジレンマを浮き彫りにしている。

機構設計で駆動機構に代わる新世代ロボット

プリンストン大学の研究チームは、従来のアクチュエータを必要としない革新的なロボットを開発した。磁力制御と折り紙にインスピレーションを得た多安定幾何学的設計を組み合わせることで、回転、這い進み、形状変化といった多様な動作を実現している。プロジェクト主導者グラウシオ・パウリーノ氏によれば、幾何学そのものが駆動力となる設計理念から、複雑な機構の代わりに数学原理を構造に直接組み込むことで、軽量で適応性の高いシステム設計への新たな道を開く可能性があるとされている。この技術的アプローチは、ロボット設計の根本的な再考を促し、今後の微小ロボット開発やリソース制約環境での応用に新たな選択肢を提供する。

ヒューマノイドロボットが直面する信頼と感情の課題

ヒューマノイドロボット分野では、外観や表現性が人間の期待値を大きく左右することが研究で明らかになった。ドレクセル大学が実施した50人の男性成人を対象とした研究では、表情豊かなペッパーロボットとの相互作用時に、無表情版よりも参加者の脳活動が活発化し初期段階で強い結びつきが形成されたことが報告されている。興味深いことに、表情豊かなロボットがエラーを起こすと、参加者の脳は機械的な不具合ではなく人間が社会規範を破ったときと同様に反応した。さらにホルモン分析により、絆ホルモンとして知られるオキシトシンの濃度は、ロボットが誤りを犯す際にむしろ上昇することが判明。研究者らは、人間とロボットの相互作用における信頼醸成の過程が従来の理解と異なり、オキシトシンは警告信号として機能する可能性を指摘している。

自動車産業から多産業へ、ロボット導入の広がり

北米地域における2026年第2四半期のロボット受注統計により、産業別の多様化が鮮明になってきた。自動化推進協会(A3)のデータでは、北米企業が発注したロボット台数は8,940台、総額6億2,200万米ドルで、台数ベースで前年同期比4.3%、売上高ベースで21.3%の増加が記録された。従来、自動車産業がロボティクス導入の最大セクターであったが、その市場シェアは継続

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