協働ロボット市場で、TeradyneロボティクスとJAKAロボティクスの間で激しい特許侵害訴訟が勃発している。TeradyneはUniversal Robotsの親会社として、先週JAKAのドイツ子会社を相手に協働ロボットアームのハードウェア・ソフトウェアに関する特許侵害を主張する訴訟を提起した。これに対し、中国上海拠点のJAKAは即座に反撃に出て、Teradyneの「虚偽で誤解を招く、かつ損害を与える」公開声明に対する差し止め命令を求める裁判をドイツで提起することを発表した。
訴訟の詳細と対立の構図
JAKAはTeradyneから直接の法的通知を受けなかったとし、訴状や裁判所の通知も一切受け取っていないと主張している。同社は対抗声明を通じ、Teradyneの疑惑についてのみソーシャルメディアと報道機関の問い合わせを通じて初めて知ったと述べた。法的助言者による調査によれば、9月2日時点で正式な特許侵害訴訟は提起されていなかったという。一方、Teradyneの技術統括責任者は、コペンハーゲンの裁判所に訴訟を提起済みであり、裁判所の手続きの都合から服訴が遅延している可能性があると述べている。
知的財産と市場競争への懸念
JAKAは300以上の特許を世界中で保有しており、ヨーロッパ市場への参入前に2度の独立した自由実施分析を実施したと述べた。両分析とも侵害の懸念を指摘しなかったという。同社はTeradyneの品質・安全性に関する発言が中国企業という企業の出自に基づいた根拠なき主張だと反論し、協働ロボットの安全性は製造国ではなく設計・統合・構成・リスク評価といった総合的な応用に依存していると主張している。JAKAはTeradyneの公開声明を「市場に反競争的な不確実性を生み出そうとする試み」と位置付けており、自社の評判と顧客・パートナーの信頼を守るための法的措置だと説明している。
