メドトロニックが手術支援ロボット市場で戦略を加速させています。同社は香港に本拠を置く医療機器企業コーナーストーン・ロボティクスに7億ドルを投資し、同社の手術支援システム「Sentire(セントレ)」の米国外における販売権を獲得することを発表しました。これにより、メドトロニックは複数のロボット手術プラットフォームを提供できる唯一の企業となります。
2つのプラットフォームで市場をカバー
メドトロニックは自社開発の手術支援ロボット「Hugo(ヒューゴ)」とセントレを並行して提供することになります。外科医や医療機関の多様なニーズに対応するため、2つのプラットフォームの共存戦略を採用した形です。セントレは中国、欧州連合、シンガポールで承認を得ており、2026年5月には一般的外科、婦人科、胸部外科、泌尿器科の最小侵襲手術の適応で欧州の医療機器認証(CE Mark)を取得しています。デュアルコンソール機能を備えたセントレのシステムアーキテクチャは、外科医の異なる好みや臨床ニーズに対応できるとされています。
ヒューゴの成長が市場をけん引
メドトロニックのヒューゴは現在、6大陸35カ国以上で使用されており、北米での承認も昨年得ています。同社によると、ヒューゴの手術件数の成長率はロボット手術市場全体の成長率の2倍以上であり、会計年度末までに世界全体で5万件を超える手術を実施する見込みです。この投資はヒューゴの勢いをさらに加速させるとともに、セントレとの相乗効果で最小侵襲手術市場における競争力をさらに強化する狙いがあるとみられます。メドトロニックはヒューゴの継続的な機能向上にも取り組んでおり、ソフトウェアアップグレード、デジタルエコシステムにおけるAI(人工知能)技術の統合、自動ステープリング機能の追加拡張なども計画しています。
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